先進医療

先進医療とは、厚生労働大臣が認める高度な医療技術を用いた治療法のうち、有効性・安全性を一定基準満たすものの、まだ保険適用の対象となっていないもののことです。先進医療は、一般的な保険診療の過程で患者が希望し、医師が必要性を認めた場合に実施されます。
先進医療の料金は自費診療となりますが、患者さまが加入されている民間の医療保険の給付対象が先進医療を含んでいる場合には給付の対象になることがありますので、各自で加入している民間の保険会社にご確認ください。
また、保険診療を併用された方は、自治体によっては助成金の対象になる場合もありますので、詳しくは各自治体へご確認ください。
尚、先進医療の治療に付随して処方される薬剤は保険適用となります。

当院で行っている先進医療

ERA(子宮内膜受容能検査)
¥132,000

胚の着床に最適な時期「着床の窓」を調べる検査です。

EMMA/ALICE
(子宮内細菌叢検査1)
¥77,000
子宮内フローラ検査
(子宮内細菌叢検査2)
¥44,000

子宮内膜の細菌環境を総合的に見ることのできる検査です。慢性子宮内膜炎に関連する10種類の病原菌がいる場合は投薬で治療します。

子宮内膜スクラッチ
¥16,500

子宮内膜スクラッチ(子宮内膜擦過術)とは、胚移植をする前の子宮内膜に軽く人工的な傷をつける方法です。傷を修復するために分泌される成長因子によって、着床率・妊娠率の向上が見込めるといわれています。

子宮内膜刺激術(SEET法)
¥33,000

胚盤胞を育てた培養液を子宮内に注入する治療法です。胚盤胞から分泌された因子によって子宮内膜が刺激を受け、着床しやすい内膜に変わると考えられています。

タイムラプス撮像法による
受精卵・胚培養
¥33,000

インキュベーターから胚を出さずに成長の様子を連続して観察する技術のことです。タイムラプス撮像法であれば、安全に胚の様子を観察することができます。

ZyMōt
(膜構造を用いた理学的精子選択術)
¥25,300

精子DNAの構造が損傷している状態を「精子DNA断片化」といいます。「精子DNA断片化」は、胚発生の3 日目以降に負の影響を与えることが知られています。「ZyMōtスパームセパレーター」という専用キットで精子を調整するとDNA断片化率が低くなると言われています。