神戸ARTレディスクリニックでは、不妊治療に精通したスタッフが一般不妊治療・体外受精・顕微授精など、不妊でお悩みの方のための治療に取り組んでいます。

検索

Q. PGT-Aを受けるメリットは何ですか?


A. 無駄な移植を避け、流産の可能性を下げるとともに、時間を大切に使えます。
私どものクリニックでPGT-Aを選択されるカップルの多くが、何度も体外受精を受け、そのたびに着床しなかったり、着床しても流産したりということを繰り返された経験をお持ちです。その原因の多くは、受精卵の染色体異常だと考えられています。ですから、何回も移植を繰り返せば、そのうちに染色体異常のない受精卵に当たって、妊娠するでしょうという説明がされるのが普通です。
しかし、受精卵の移植には高額な費用が掛かります。ホルモン補充周期での移植など治療を受けて移植する場合も多いです。もちろん妊娠できるだろうと大きな期待をして移植に臨むはずです。移植する前に受精卵を見極め、育っていく可能性の高い受精卵だけを移植するという手段を講じることができれば、必要のない負担や期待をしなくて済みます。
体外受精をして、妊娠だけでなく、流産を初めて経験するという方も少なくありません。これは、体外受精を受ける方は年齢の高い方が多く、受精卵が染色体数の異常を持つ確率が高いからです。そのような受精卵の移植を避ければ、体外受精後の流産、死産、中絶の可能性を下げることができます。
そして、何よりも時間を大切に使えます。移植すると着床しなくても1周期(1か月)の時間が費やされます。何回か繰り返せば、数ヵ月です。流産をすると、次に治療を再開するまでに3ヵ月ほどかかります。ましてや中絶となれば、場合によって半年もの時間が必要になるのです。
胚盤胞まで育った受精卵を(検査することなしに)すべて移植したのちに、あらたに採卵をする場合には、時間が経過した分、卵子はいっそう採れにくく、染色体異常の確率はさらに高くなっています。移植する前にPGT-Aを行えば、そのような時間の浪費を避けられます。特にたくさん胚盤胞が育つ方の場合には多くの胚盤胞の中から移植可能なものを早期に見つけ、妊娠・出産につなげることができます。年齢的に妊娠可能期間が限られている方にとって、時間を有効に使うというのは何よりも大切な事なのです。