卵管の検査 検査・治療

子宮卵管造影

子宮卵管造影は子宮や卵管の内側に異常がないかどうかを調べる検査です。胃のレントゲンを撮るときのバリウムと同じように、レントゲンを通さない造影剤という液を子宮の入り口から注入します。子宮の内側に異常があったり、卵管の通りが悪くなってしまったりしていては妊娠できません。もし子宮や卵管に異常がなければ、造影剤は子宮の内側を満たした後、卵管に流れ込み、さらに卵管の出口からお腹の中に流れ出し、これが影となり分かる仕組みです。
この検査は生理開始7日~9日目ごろまでに受けることができます。

子宮卵管造影
正常な子宮卵管造影
子宮卵管造影
両側卵管の閉塞

通気検査

通気検査は炭酸ガスを子宮の入り口から子宮に一定の圧力で入れて行う検査です。ガスが卵管から腹腔内に出ていくときの圧力を測定し、また独特の雑音を下腹部に当てた聴診器で聞いて卵管が通っているかどうかを診ます。

通水

通水は主に治療として行われるものです。子宮の入り口から薬剤の入った生理食塩水を注入します。これにより、軽度の癒着による卵管の閉塞が改善すると考えられています。