アシステッドハッチング 検査・治療

卵は透明帯という膜に覆われています。受精した卵は透明帯の中で分割しながら成熟し胚盤胞という状態になります。この胚盤胞が子宮に着床する前に透明帯を破って外にでなければなりません。これをハッチング(孵化)と呼びます。【図1】
ところが透明帯が厚かったり、硬かったりすると透明帯を破れなかったり、破るのに時間がかかってしまう可能性があります。透明帯から受精卵がでることができなければ着床できなくなってしまいます。そこで受精卵が透明帯を破るのを助けるためにアシステッドハッチングが考えられました。【図2】
当クリニックでは胚移植する前に、正確にレーザーを使用して透明帯に穴を開けておきます。レーザーは透明帯だけに照射するため、受精卵に悪影響を与えることはありません。

【図1】透明帯を破ってハッチング(孵化)しかけている胚盤胞
【図1】透明帯を破ってハッチング
(孵化)しかけている胚盤胞
【図2】イメージ
【図2】イメージ